バネ(金属)が無い入れ歯 (ノンクラスプデンチャー)
入れ歯が嫌だ!!
と言う患者様の多くが、バネが外に見えて人に入れ歯を入れていることに気付かれてしまう事が悩みの一つのようです。
また、バネが多くなると重さもかなり重くなりますし、場合によっては金属アレルギーの問題も出てきます。
時代の進歩とともに今は入れ歯の樹脂(プラスチック)そのものがバネの代わりをするものが出来ました。
今までも、近隣外国(厚生労働省 無認可)で作られているものがありましたが、まだまだ納得のできる物ではありませんでした。
よって、えぐち歯科医院ではまだ患者様には提供していませんでした。
しかし、ついに日本国内産で(厚生労働省の認可ずみ)で患者様に納得していただけるバネが無い入れ歯を使用していただくことができるようになりました。
メリットとデメリット
バネ(金属)が無い入れ歯 (ノンクラスプデンチャー)のメリットとデメリットをご紹介します。
●メリット
金属を使わない分、笑った時の見え方、入れ歯の重さが軽い、フィット感が違います。
実際にご利用いただいた患者様も「楽だし入れ歯のストレスが減った」と言って笑顔で帰られました。
●デメリット
デメリットとしては、当たり前ですが金属と比べればプラスチックの強度が違います。
しかしながら、普通の使い方ではそう簡単に壊れる心配はありません。
制作にかかる前に
どの入れ歯もそうですが、きちんとバネの代わりをするプラスチックが固定されるための歯と歯茎の間のくぼみが必要です。
歯が擦り減ってしまっているなどの場合、引っかかりが作れないときちんとした固定が出来なくなるので、まず型取りをさせていただいて、技工士さんと適応かどうか確認させていただいてから本格的に作製にかかります。
制作の流れ
残っている歯や粘膜などに問題がなければ、作製手順としては下の図の通りの手順となります。
❶まずはお口の状態を確認
残存歯の状態確認・審査のための型取り(患者様専用型取り道具作製)を行ないます。
❷本型取り
次に、患者様専用道具での本型取りを行ないます。
❸かみ合わせ確認
実際に患者様にかみ合わせの確認をしていただきます。
❹再確認
歯並び・高さの再確認を行ないます。
❺完成
十分な準備と確認を行い完成となります。
笑った時の見え方、入れ歯の重さが軽い、フィット感の違い、今まで入れ歯と違いストレスを感じていた患者さんが笑顔で帰られていきます。
場合により「かみ合わせと歯並び・高さの確認」を同時にできる場合は1回来院回数が減ります。 健康保険が適応でないので自費扱いとなります。
まずはご相談ください。